ヨガのポーズの中には片足立ちになって体のバランスを保とうとするものがいくつかあります。↑の写真は踊り子のポーズ、↓の写真は木のポーズです。他にも有りますし、それぞれのポーズに特有の良さが有りますが、共通してバランスが良くなるとう効果が有ります。バランスを取ろうとしているので当然ですね。体をわざとアンバランスな状態にして、真っすぐ立っていられる様になるには、どの部分を踏ん張って、どの部分の力を抜くと良いのか…と試行錯誤しながらポーズを練習します。
両足をついている時でも、立った状態を保つには重力に逆らう為に筋肉が働いていますが、片足立ちになれば軸足(地についている足)に体重がかかりやすくなるので軸足の筋肉は特に強く働きます。「足」といってもお尻や腹筋など、体の中心部に近い場所程、強さを発揮する必要が有ります。「足」というと指が付いている部分、足首からつま先までを指す事が多いです。広くても膝から下の部分です。それより上は「脚」と表現する事が多いですね。バランスのポーズでは足よりも脚、それよりもお尻やお腹を意識して使うと良いのですが、やはり実際に地面に着いているのは足の裏なので足の力も必要です。ここまでは下半身だけのお話でしたが、上半身の使い方も大切です。↑の踊り子のポーズでは右手で右足を持っています。この持つ手に力が入り過ぎていると重心が上がり過ぎるのでバランスが取りづらくなると思います。私がインストラクターの研修時にもらったアドバイスで「成程!」と感動したのは、浮かせている足(↑の写真は右足)の甲で右手を押すという方法でした。持つ手張り過ぎで踏んると重心が上がる事も先にお話ししましたが、体が前に倒れやすくなります。つんのめる感じですね。ですが、持ち上げた足の力に手を預けると劇的に立ちやすくなったのです。自分でレッスンを持っている時に受講者の方にこの説明をすると、やはり感動する方が多いです。
「手を預ける」と表現しましたが、心のバランスを保つのも、有る所で気を張って、別の所では力を抜いて他に任せる事で成り立ちますよね。こうして体で「バランスが取れる」とはどういう事か実感する事が、心や人との関係性のバランスを取る事に生きてきます。「心」や「関係性」というのは手で触れたり一目で分かったりするような物では無いのでモヤモヤとしていますが、体は動けばその結果をすぐに受け取る事が出来ます。きつい腹筋運動をすればその瞬間に「きつい」と感じるでしょうし、バランスのポーズを取って不安定なら、軸足だけが頑張っていて「このままでは倒れそう」と感じますよね。
「このままでは倒れる」という状況を実感するというのはとても大切ですよね。これが苦手で無理をし過ぎて本当に倒れてしまう人がいますよね。そうならない為の練習としても、バランスのポーズが有るのです。また気が散っているとバランスのポーズは上手くいきません。自然と集中することになり、気持ちが落ち着くという良さも有りますよ。綺麗な形でなくても足踏みの途中で片足を上げたままストップするだけでも良いのです。心のバランスを取る為にバランスのポーズ、おススメです。
引用元体のバランスが整うと心のバランスも取りやすいのです。(所沢小手指のヨガ教室「こてさし ヨガの家」
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