生きていれば苦痛や不満を多くの人は感じた事が有る筈です。
それでも苦痛や不満の有る人生を上手く切り開いたり、その人生を丸ごと楽しんでいる人も居れば、負の感情の渦に巻き込まれてしまいそうな人も居ますね。私自身、オタクと呼ばれた(笑)少女時代から、臆病なのに理想が高い劇団員時代、高慢な(表面には出ていなかったと思いますが…)ヨガインストラクターデビュー間もない頃と、15年近くは苦痛や不満だらけで、それを間違った方法で忘れようとしてはぶり返し、どんどん深みに嵌っていく生き方をしていました。
今も生理痛や喘息が有ったり、お給料を頂いて働く(正社員・パート・アルバイト問わず)、所謂サラリーマンが続かなかったり、苦痛や不満を持って生きていますが、それらのマイナスな感情に負けないで前へ進む事が出来ています。
そのコツとは、「痛みと自分を分ける」ことです。ヨガ発祥のインドの哲学では、この世の出来事を3つの部分で捉えます。例えば、「頭が痛い」時、①痛み、②痛みを感じるというプロセス③私の3つに分けるのです。「○○が痛い」という時、一般的には「私は痛い」とイコールになると思いますが、3点に分けて考えると、痛みと私が有って、その間に痛みを感じるというプロセスが有るという解釈になります。
痛み→感じる→私
こんな感じです。3パーツの内、1つでも欠けると「○○が痛い」は成立しません。そして、私と痛みそのものとは「感じる」という行為で隔たれています。痛みが辛くて仕方がない時、多くの人は自分が痛みそのものに感じているのでは無いでしょうか?そんな時は病院で診察を受けたり、体を休めたりする事は勿論、大切ですが、この3点分割も是非試してみて下さい。体の物理的な「痛み」は負の感情と一緒に記憶される程、再発しやすいとも言われていますので、慢性的な痛みが有る方も参考にして頂ければと思います。
引用元苦痛や不満と自分を切り離す。
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