過去にヨガの指導に必要な勉強をしていく中で、「子どもの自我」について、私自身がとても惹かれた記憶が有ります。その一部では有りますが今回の記事にしたいと思います。(ヨガは沢山の分野に関りがあるので、全てを話すととても長くなってしまうので…。そして私もまだまだ勉強が必要です。)
数年前に、お子様の小学校受験を控えている方とお話をした時の事です。お子様の入学する小学校について、家から遠いけれど高度な勉強が出来る学校を受験するか、自宅から近い公立の学校に入学させるのが良いか…と悩んでいるようでした。親御さんは昔から勉強が好きで難しい勉強をしたいという意欲があったそうで、実際の小学校生活では勉強には余り興味の無い周りの子たちとのギャップを感じていたようです。そして、自分のお子さんもご本人(親御さん)に似た性格なので同じ苦痛を感じるかもしれないと。遠くの学校へ行けば勉強は十分に出来ても近所で友だちを作るのは難しい。でも高度な勉強が出来るなら将来の選択肢が増えるのではないかと言った思いだった様です。
「どう思う?」と聞かれたので私は「お子さんに聞いてみては?」と答えました。するとその場にいた全員から「何を言ってるの!?」と猛反発をされました。理由は、「子どもに重大な決断を迫るのは良くない(失敗した時にトラウマになる可能性が有る)」、「子どもに未来を予測する能力は無い」などです。彼らは皆、「子ども」について良く勉強している方々でした。しかし私もまた、ヨガ指導の学びの中で子どもについての知識は多少なりとも有ったのでそれなりの理由が有り、提案してみたのですが…。その時の空気は「何を馬鹿なことを!!」という様な雰囲気で私も感情的になり、「私がお子さんと同じ年くらいの時には、何故親が何もかも決めるのかと疑問を抱いていましたよ!!」という自分の経験だけで反論する形になり、そもそも食事をしながらの軽い雑談だったのも有り、うやむやに終わってしまいました。
その時に落ち着いて説明出来なかった、「お子さんの意見は?」の裏とは、子どもの自我は3歳ごろには形成されるという事と、未来予測が出来なくとも、好きな方を選ぶ(難しい勉強を出来るのと友達と沢山遊べるのとどっちが良いか)事は出来るのです。ここでまた私の経験談になってしまいますが、私は幼稚園時代に「大人になったら何になりたいか」考え、発表したのを覚えていますし、卒園アルバムにも大人になったらなりたい物を書く欄が有り、全員がそれを書いているのです。それは食べ物だったり、個人名が書かれていたりと自由ですが。難しい勉強が出来ると何が良くて、友だちとの思い出が有ると何が良いのか、2つとも取るのは難しいことなどを教えてあげればその時の持てる知識で選択は出来るのです。与えたおやつを数日後の楽しみを想定して少しづつ食べられる様に。※私は数日後の楽しみを想像するのは苦手だったのであっという間に食べつくしていましたが(笑)
参考になりましたでしょうか?以前の記事にも書きましたが、「苦手」な事も良く良く見直すとある程度まで出来る場合も多いです。「○○は無理!」・「■■でないと!」と判断を急がずに違う視点から物事を見直してみると意外な展開になるかもしれませんよ。
【補足】ヨガで子どもの自我の芽生えについて学んだ理由は、子どもにはじっと座って瞑想に耽ったり、ゆっくり動く事は難しいとされる反面、発達障害の子どもに瞑想をさせた所、「心が集中して落ち着いた」と話した例も有るからです。この例は4歳位の子の話だったと思います。曖昧な記憶ですみません。4歳の子どもの口から「集中」なんて言葉が出るとは驚きですよね。
引用元子どもの将来が心配な親御さんへ(所沢小手指のヨガ教室「こてさし ヨガの家」)
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