思い続ける事は叶う(所沢小手指のヨガ教室「こてさし ヨガの家」)

「思い続ければ願いは叶う」と言う言葉をどこかで一度は聞いたことが有る方は多いのではないでしょうか?

 

私はヨガを知る前から、こういった類の言葉でくじけそうな時に励まされて来たのですが、所詮は「慰めの言葉」以上の物ではなく、辛い事や悲しい事、悔しい時や不安な時が過ぎれば、忘れてしまう程度でした。すぐに忘れてしまうので当然、同じ様な後悔を何度も味わいました。

 

ヨガを始めて、「想いが現実になる」という事をより強く実感する様になりました。思い続ければ行動が伴い、更にその行動を続ける事で目標を達成するという事ですね。想いが強ければ、短期間でも行動に移す事が出来ます。逆に、長い間ずっと願っている事が一向に現実にならないのは、心からの願いでは無いからなのかもしれません。私自身、人が一生懸命になっているのを見て感化され、対した情熱も無いのに何となく同じところを目指し失敗して悔しい思いをするという経験が沢山有ります。そういった人真似で目標を立て、失敗した時は「次が有る」と前を向き直っても本当に有りたい自分に気づかないので同じところをグルグルと回っているばかりです。今思うと、対した思い入れも無いのに悔しがる期間は長く、いつまでも思い出して泣き続けたり、クヨクヨしたものでした。カッコ良い人を見るとその人と同じになろうとして必死だったんですね。それだけ劣等感が強く自己評価が低かったという事でも有りますね。

 

というのは私の経験談ですが、勿論、本当に願っているのに途中で心折れてしまうという方も有ると思います。誰でも多かれ少なかれ、何かに始めて挑戦する時には「出来るかな?」という不安が有ると思いますが、そこへ他者からも「あなたには向かない」等と言われようものなら、その時の情熱の如何では諦めてしまうかもしれません。幼少期から「きっと出来るよ!」とか「楽しそうだね、やってみれば!?」等とポジティブな声をかけられた記憶が濃ければまた違うのでしょうが。

 

とにかく他人にどう言われようと「自分は自分」と考える癖をつけることです。人の意見を聞くのは大切ですが、自分がどうしたいかを後回しにするばかりでは常に周りの人の言葉で動かされる奴隷になってしまいます。

 

この「自分」を意識する為にヨガでは呼吸を意識します。「吸う」・「吐く」という半ば自動的に行われている事を自分でコントロールするのです。呼吸の意識が深まったら動きを連動させます。呼吸と動きが連動する様になったら暫く色々なバリエーションで体を動かし、最後にまた静かに座って呼吸だけに意識を集中させていきます。自動的に行っている事を意識的に行う事で、自分の意志で自分の行動を決める訓練になります。終盤の「呼吸に集中」するとは、「瞑想」の事を指しているのですが、この瞑想で呼吸に集中しながら「私は強い」、「私は穏やか」等と念じる、或いは声に出すという方法も有ります。不安や焦りが残ったまま必死で「大丈夫、大丈夫!!」と手のひらで顔を叩くよりはこちらの方が冷静でいられる分、周囲に惑わされずに済みますよ。ただし、日頃からコツコツ練習することが大切です。それが思い続ける事になりますから。

 

引用元思い続ける事は叶う(所沢小手指のヨガ教室「こてさし ヨガの家」)



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