こてさし ヨガの家のレッスンを受講下さる方の中には、教室でのレッスン以外にもお家等で時間を見つけて出来ることをしたいとおっしゃる方が有ります。
その、言わば自主練の為に「気をつける事は?」という質問も時々頂くのですが、
その一つに「ヨガのポーズをどれ位の時間、キープすれば良いですか?」という物が有ります。
アーサナ(ヨガのポーズ)のベストなキープ時間についてお話しする前に、そもそもアーサナとは何の為に行うのか、という事をお話します。
アーサナは瞑想の一つとも言われる様に一つの姿勢もしくは決まった動作で心を静かにしていくものです。また、座禅の様に座って瞑想をする為の体づくりにもなります。座禅の為の体づくり?と少し疑問に思った方の為に補足します。座禅の様にずっと足を組んで背筋を伸ばした姿勢を長時間続けるには相応の筋力が必要です。大きく早く動くためには勿論、筋力が有れば有るほど有効ですが、ゆっくり長く動くのにも、そして一つの姿勢で居続ける事にも筋力が必要なのです。
以上の事をまとめると、アーサナとは、座って長く瞑想するための体力づくりで
有り、アーサナそのものが瞑想でも有ると言う事です。
さて、そんなアーサナですが、先の「ベストなキープ時間は?」の疑問にお応えしたいと思います。上記の事を踏まえると長い瞑想に耐えうる心と体をつくる為のアーサナをするには、1つのポーズを長くキープできれば良い事は良いのですが、先ずは何種類ものポーズを満遍なく行い、全身をバランス良く鍛えていくのが望ましいです。
そこで、自主練にかけられる時間を仮に30分とした時に、1つのアーサナに3分程
かけるなら10種類のポーズが出来る事になりますね。更にその3分の中にはポーズが完成した状態とは別にポーズに向かっていく動作も含まれますし、元の姿勢に戻るまでの時間も含まれますので、アーサナの種類にもよりますが、実際にポーズを決めた状態でキープする時間は3分弱になるでしょう。そして、もっと大切なのが、「3分」という時計で計る時間では無く、「呼吸数」です。ポーズをキープする間、呼吸は何回繰り返されるかがアーサナのキープ時間を決めるのに一番大切なのです。
呼吸の長さは人それぞれですので、約3分の間に何呼吸出来るかも違ってきますが、結論から言うと、最低3呼吸はポーズをキープすることを私はお勧めしています。というのも、例えば、何かを覚える時や決まった作業を淡々と続ける時に、1回目はその作業を確認する段階ですよね。そして2回目で微調整、3回目位で
ようやく「自分のペース」が掴めてくるかと思います。ですからアーサナも3呼吸未満で終えてしまうと、自分の呼吸と向き合い始める前に終えてしまう事になる可能性が有るのです。
そんな訳で、最低3呼吸、可能なら5呼吸位までのキープを私はお勧めしています。
慣れてきたら更に呼吸数を伸ばしていきましょう。胸を開くポーズと閉じるポーズをセットにするとバランスを取りやすいですよ。
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