近い距離感が苦手な方も大丈夫

何を隠そう、私は「手取り足取り」とか「みっちり」といった1対1のやり取りは苦手です。人と接するのに許容できる距離感というのは人それぞれですが、「これ以上近づかないで欲しい」とか、「一旦離れて欲しい」と思う領域の様な物が有りますよね。

私はその距離感について、特にマンツーマンレッスンでは受講される方の領域を侵さない様に気を付けています。といっても、いつもアンテナを張り巡らせている訳では有りません。「この人との距離はこれ位かな…」なんていつも考えていたら変な緊張感が生まれてしまって逆にギクシャクしてしまいそうですよね。レッスンでは必要最低限の誘導―例えば呼吸の仕方やどういう動作をするのか、何を目的にするのか等―をし、ある程度説明したら受講者の方に任せる様にしています。時には体に触れて姿勢を調整する事も有りますが、何度もグイグイと矯正する事は有りません。

インストラクターになりたての頃から体に触れて姿勢を矯正するのは余程の事が無い限りしない様にと指導を受けてきました。理由はヨガをする上で大切な集中を途切れさせてしまうからとか、例え客観的に観て関節に負担がかかっていそうでも、その人の習慣となっている体の動きを無理に「正しい」方向に動かすのは反って怪我の原因になり得る等からです。実際、私も受講する側で伸びを心地よく感じている時に突然外から姿勢を正されてドキッとした事が有ります。有るインストラクターオーディションでは、生徒役になっていた時に胡坐で足の組み方を普段と逆にするようにと言われ、始めから普段と逆の組み方をしていた私がそのままにしていると、講師役の方が「足を組み替えて下さい。」と何度も声をかけてきたエピソードも有ります。

講師側が初めて伝える事であっても受講者側ではもう分かっている事も有るんですよね。それを考えずにレッスンを進めていると気づかないうちに受講される方はウンザリしている事も有るかもしれません。そんな訳で私はレッスン中になるべく、「ここからは自分のペースで…」という言葉を付け加える事を意識しています。

「丁寧な指導=ぴったりくっついて」とは限らないんですよね。

それが平気だったり、寧ろ望んでいる方も有ると思いますが、そういった方にはそういった方に丁度良い距離感をレッスン毎に作っていこうと思っています。

私が自分で教室を持つ引き金になったのが、勤め先を転々としてきた原因が殆ど全てこの「距離感」を保つ事がとても難しかったからなんです。自分が教わる立場でいると教えてくれる相手にはなかなか「後は自分で考えてやってみたいので暫く離れていて下さい」とは言えないものですよね。逆に教える立場に有る時は「しばらく経ったら様子を伺いに来るからそれまで自分でやってみて」というスタンスが必要です。

スポーツの教え方でも、コーチが選手の腕を持って一緒にバットをスウィングするという様な教え方は減ってきているそうですね。自分で方向を決めて体を動かすのと、外側からの刺激に反応して動くのとでは神経の働きも違いますからね。

 

引用元近い距離感が苦手な方も大丈夫



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